百合という言葉から感じる違和感
ていうことで、はい
実質初めてのブログ記事になる今回ですが
なんか最近自分の中で強くなっていった感情に
百合って表現に対する違和感があったので此処に書き留めとこうと思いました。
というのも自分がきらら好きという事もあり、頻繁に百合のイラスト、妄想、etc……がTLに流れてくるのですが
それを見ている人の感想に、「百合」というワードを見ると何処かで"浅さ”を覚えてしまうんですね。
百合のイラスト見て百合という感想を覚える事の何処が可笑しいんじゃ阿呆、人の感想の意図なんて他人のお前にわかるか、と思われる方もいると思うんですがちょっとだけその思いを口にしないで聞いて欲しいです。
「百合」、女性同士の恋愛やそれに近い感情、その関係を指す言葉ですね。厳密な対義語ではないですけど男同士なら「薔薇」「ゲイ」「ホモ」とかが使われますね。
英語表記なら「GL」「BL」とかですね。
ここで疑問に思ったのが異性間恋愛、つまるとこ「NL」と呼ばれるもの。このNLに対する「百合」「薔薇」のような表現って何かあるでしょうか。
仮にあったとしても上2つ程の浸透性がないですが。
ここまではまぁ知識の確認みたいなモノです。
ここからが本題なんですが
何かそういうイラストを見た時に抱く感想で「百合いい……」ってなるのって何かおかしい時があるんじゃないかって事です。
例えば、男女の恋愛を描いた2ページ程度の漫画、イラストを見て、感想に「男女恋愛いいよね……」って書く。
一見おかしくない、普通の感想を抱いてると思いますが
これを何十、何百という違う男女の例を見ながら「男女恋愛良いよね……」と同じ感想を抱くのは流石に違和感を覚えるというか、読者の目が作中の2人の関係性を見ているのではなく、男女恋愛している、という所しか目に止まってないのでは、と思ってしまうんです。
下手な例ですが少しは分かっていただけてるでしょうか
つまるところ私が言いたいのは
読者が見ているのは果たして「百合」なのか、「AとBの2人の恋愛」なのか、という所ですね
読者が見たいのは「AとBの恋愛の様子」なのか、「女の子が恋愛している」という事実だけなのか
百合営業なんて言葉がありますがそういう所からもなんというか「百合」という言葉の"浅さ”を拭い捨てれない。
そのAとBの関係性を「百合」という広義のモノに当て嵌めていいものなのか
そしてもし読者が「百合」というものを見たくて見ているなら
AとBの性別が変わればそれは見る価値が変わってしまうものなのか
貴方が「尊い」と思ったのは「百合」なのか、「2人の関係」なのか
「尊い」の多用による語彙力の低下云々が話題になったりしていましたが
どのような関係性をも、「百合」や「BL」といったもので纏めてしまうこの現状も中々に危険じゃないかと思っています。
性別の枠に囚われない、二人の関係性だけを表した言葉での表現をもっと見てみたいと思う私でした。
長文失礼しました。ここまで読んでくださってありがとうございました。